気候変動に伴う集中豪雨の増加や台風の激甚化を背景に、水害の抑制を河川整備だけに頼らず、流域の土地利用や管理の見直しとあわせて進めることの重要性が、強く認識されるようになっています。同時に、遊休農地や都市内緑地を多機能なグリーンインフラとして活用する取り組みや、流域内の多様な湿地環境を結ぶエコロジカルネットワークの取組みも進んできました。
防災と自然環境・生物多様性保全が相乗効果を生み、気候変動に適応した魅力的な地域をつくるには、何が必要でしょうか?
それぞれのフィールドで研究・実践を進める研究者が集い、科学・技術的課題や法制度的・社会的課題について議論しました。