水生植物相調査のガイドライン

水生植物相調査のガイドライン(ver. 1.00)

加藤 将1)・首藤光太郎2)・志賀 隆1)

1) 新潟大学教育学部
2) 北海道大学総合博物館

2020 年 3 月 31 日 発行

目的と内容

 本書は,水生植物相調査の実施方法や注意点などを可能な限り包括的に紹介することを試みたガイドラインです。国内の水生植物の専門家が用いることが多い手法(探索手段,採集手段など)を一通り紹介し,主に水生植物の「在・不在」データ(「ある・なし」データ)を取得するための水生植物相調査を解説するとともに,分布量を推定する調査や標本の作製方法,また,調査に際しての安全管理や注意点,事前に知っておくべき法令や必要な許認可などについても解説しています。加えて,本書の内容に従って我々が調査して得たケーススタディの結果も随所で紹介しています。

コンテンツ
Chapter1. 本書の目的と概要、活用上の注意
 1-1. 目的と概要
 1-2. 本書の活用上の注意
Chapter2. 水生植物相調査
 2-1. 概要
 2-2. 採集手段
 2-3. 探索手段
 2-4. 調査方法
 2-5. 調査方法の選択(フロー・チャート)
Chapter3. 水生植物の分布量調査
 3-1. 概要
 3-2. 調査方法
Chapter4. 現地調査の注意点(安全管理・法令遵守)
 4-1. 安全管理について
 4-2. 調査における法令遵守について
Chapter5. 標本の作製
 5-1. よりよい標本を残すための留意点
 5-2. 水生植物の標本作製
 5-3. 標本ラベル
 5-4. 標本の保存・寄贈
付録:調査票(湖岸踏査、ボートによる湖内調査)

利用規約等

  • このファイルに関するコメントや問い合わせは以下までご連絡ください。
 shiga[at]ed.niigata-u.ac.jp(新潟大学教育学部 志賀 隆) ※ [at]を@に変換
 
  • 本書を文献として引用する際は以下の例を参考にしてください。
加藤 将・首藤光太郎・志賀 隆 (2020) 水生植物相調査のガイドライン(ver. 1.00). pp. xx. 新潟大学教育学部, 新潟 (http://wetlands.info/tools/guidebook/guideline4survey/ ◯年◯月◯日 確認)
 
本書は、(独)環境再生保全機構の環境研究総合推進費(4-1705)「湿地の多面的価値評価軸の開発と広域評価に向けた情報基盤形成」により作成されました。

コメントは受け付けていません。